盲腸じゃないの?

目が覚めた時、私は病室のベッドの上に寝ていました。
消灯時間を過ぎていたため、まわりはほぼ真っ暗。腕からは長く伸びた点滴のチューブ。

あれほど酷かったお腹の痛みは無くなっていました。

とりあえず付き添っていてくれた母親に症状が落ち着いた事を伝えて帰宅してもらい、次の日に検査結果などの説明を受けることに。

診断結果

激しい腹痛がある病気で素人がまっ先に思いつくものといえば、やっぱり盲腸でしょう。

私の父も「盲腸じゃないのか?」
とは言っていたんですが、予想に反して盲腸であるとの診断は下されませんでした。
説明された内容は下記のような感じです。

・押したときの痛みが下腹部全体に広がっていて、盲腸のポイントとはズレている

・血液検査やレントゲンの結果からは、盲腸らしき症状が見られない
(白血球が多少高くなっていましたが、これは嘔吐した場合にも見られる反応だそうです)

・発作時も37℃と微熱程度で、炎症があったとしても軽微だと考えられる

つまり「はっきり何の病気かは分からないけど、盲腸っぽくない」というような検査結果。

その後、腸の動きがちょっと悪くなっているということで、腸にタチの悪いのウイルスや細菌がいないかなどの検査も行いましたが、結局何も異常は発見されず。

痛みが治まってからはケロッとしていること。他の色々な検査で特に大きな異常が発見できなかった事から、自律神経などの問題から起こる神経性の腹痛ではないか、という診断結果(?)が下りました。

自律神経などの問題から起こる神経性の腹痛?

神経性の症状?

気分的にはなんとなくスッキリしませんでしたが、とりあえず重大な病気では無さそうだし、もう痛みも治まったし、ということで退院することになったわけです。

色々検査して異常が見つからない症状に対する「精神的なものでは?」という判断はよくあるパターンだと思いますが、後になって病気が発見される事もよくあるのでちょっと怖いですよね。

まあ、人間はストレスにさらされるとどんな症状が起こっても不思議ではないそうですので、その辺の見極めはとっても難しいのだとは思いますが・・・

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
PAGE TOP