腹痛との再会
人生初の入院をした14歳の夏から約7年間、例の地獄のような腹痛を経験する事はありませんでした。
普通、7年も症状が出なければ病気は完全に治ったと思うでしょう?もちろん私もそうです。
こんなに年数が経ってから、また同じ痛みに襲われるなんて夢にも思っていませんでした。
仕事中に突然の腹痛
あの地獄の腹痛から7年後、私は既に社会人になり、あるお店の雇われ店長として働いていました。
小さなお店なので、午後のアルバイトがやってくるまでお店の中には私一人。
痛みと再会したその日も、いつも通り出勤して店内のレイアウトを直したりしていました。
ただ、その日の朝からお腹にかすかな痛みがあったので、「今日はあまり冷たいものを飲まないようにしよう」と考えていた程度です。
しかし、掃除したりレジを打っている間にも、腹痛はどんどん酷くなっていきます。
やはり左下腹部から下腹部全体に広がるような強い鈍痛。
はじめは痛みの「波」のようなものがあって、その一つ一つの波が時間とともに大きくなり、最後は途切れることの無い痛みに変化。
なんとかガマンしてはいたものの、ついに立っていることができなくなり、
「ごめん、急に腹が痛くなっちゃって・・・ちょっと早く出てこられる?」
と、アルバイトの後輩に電話して、ふらつきながら緊急帰宅したのです。
なんとか家に帰り着いて数時間。痛みは良くなるどころか増していく一方。
やがて痛みのあまり吐き気が襲ってきて、吐いてはうずくまり、吐いてはうずくまり、の繰り返しに。
結局その日の夜に、救急車で近くの病院に搬送されました。
病院にて
病院で触診・血液検査・レントゲン検査を受けたのですが、血液検査に多少の炎症反応が見られるものの、どうも原因がハッキリしない。
痛みの場所もボンヤリしていて、とにかくどこを押しても痛いので盲腸っぽくもない。
熱はちょっとだけ(37℃台)ありましたが、下痢をしているわけでもなく食中毒とも違うらしい・・・
まだ新米らしき当直のお医者さんからは、
「検査の結果、特に異常は無いようです。ストレス性のものかもしれません。ただし痛みが続くようなら、また明日必ず外来で診察を受けてください」
というコメントをいただいただけでした。
結局その日も痛み止めの注射をうってもらい、数時間後に症状が落ち着いて帰宅。
その後は爆睡してケロッと回復してしまったので、翌日は病院に行きませんでした。
最近になって知ったのですが、夜中に診察してくれるのは新米研修医であることが多いみたいです。
私のように夜中に担ぎ込まれるのは、あまり経験の無いお医者さんに当たる確率は高くなるパターンと言えそうです。
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