憩室炎・大腸がんの検査

病院に担ぎ込まれるたびに触診やレントゲン検査、血液検査など簡単な検査は受けていたものの、結局原因が全くわからなかった私の腹痛。

ただ、下腹部が痛いということで、腸の病気を調べる事になりました。
項目は注腸検査と便潜血検査です。

注腸検査

注腸検査というのは、造影剤を腸に注入してレントゲン撮影をする検査です。

健康診断では、よくバリウムを飲んで胃のレントゲンを撮ったりしますよね?
あれは当然口から造影剤をいれるわけですが、逆にお尻から入れるのが注腸検査。
つまりは上下逆ということです(笑)。

下剤を飲んで腸を空っぽにしておいてから、チューブを肛門に挿して造影剤を注入するので、準備も検査もけっこう大変です。

しかも、造影剤を注入してから、体をいろんな方向に傾けたり回したりするんですよ。
それはもう、一種の拷問のように(笑)。

注腸検査

話によると、検査中にバリウムが漏れてしまう人もいるそうで(とは言っても腸は空っぽなので、入れた液がそのまま出るだけですが)
私の場合は大丈夫でしたが、検査の後30分くらいはトイレから出られませんでした(--;)。

この検査では腸の壁にくぼみができて、その部分が炎症を起す憩室炎や、大腸がん・直腸がんなどの病気がわかるそうです。

特に憩室炎は盲腸と同じように大腸の一部が腫れる病気なので、
「場所はよくわからないけど腸が痛くて、血液検査で炎症反応がある」
という私の場合、憩室炎の疑いもあったわけです。

しかし結果は「ほう、非常にキレイで良い腸ですねえ。」と言われたくらいで、何の異常も見つかりませんでした。

便潜血検査

便潜血検査っていうのは、簡単に言うと検便のようなものです。

検査を受ける側がやるのは、専用の器具に便を採取して、これまた封筒に入れて提出するだけ。

検査センターではその便に血液がどれくらい含まれているかを検査して、一定以上だと何らかの病気である容疑がかかるわけです。

大腸がんだったり腸にポリープや潰瘍ができていたりすると、便潜血検査で異常が見つかる事多いようですが、私の場合は残念ながらというか幸いというか、何の異常も見つかりませんでした。

腸のあたりが痛い、でも場所は盲腸っぽくないし、憩室もがんも潰瘍も見当たらない。

二つの腸の検査でも慢性盲腸を発見できなかったので、ここから先の原因究明はさらに迷走していくことになります・・・。

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