腸内ガスと腹痛

「尿検査・尿路結石の検査」の最後にちょこっと書いたように、ある内科医の先生から、
「ちょっと腹痛の原因調査が手詰まりなので、私のボスのエライ先生に一度見てもらってください。」
と言われた(↑実際はこんな口調ではありませんが)ので、今までの検査結果をボス先生に見てもらう事になりました。

小腸とガス

呼び出されて診察室に入ると、そこで待っていたのはさすがボス先生、かなりの年配の方でしたが、なんとなく「自信に満ちたお医者さん」という雰囲気が漂ってます。

ボス先生は用意されたカルテとレントゲン、血液検査など色々な検査結果をしばらく眺めた後、聴診器を当てて、触診。

ここまでは他の先生と同じです。

しかし、レントゲン写真をみて意外な一言を発しました。
ボス先生:「う~ん。このレントゲン写真見て、前の先生におかしいって言われなかった?」

レントゲン写真見た先生は・・・

今までずっと「異常なし」としか言われてこなかった私にとっては寝耳に水です。

私:「え?いや・・・特に何も」
ボス先生:「これは明らかに異常なんだけどねぇ。」
私:「そ、そうなんですか?」
ボス先生:「うん。ここ見て。このあたりは小腸の位置なんだけど。ここにガスが溜まってる。普通、こんなところにガスは溜まらないんだよ。痛みはこれが原因じゃないかなぁ。」

ボス先生の指し示した場所は、私の下腹部の真ん中。
ちょうどへその下の、膀胱があるあたりです。

ボス先生:「とりあえず、腸内のガスを抑える薬をしばらく飲んでみてよ。痛み止めを一緒に出しておくから。」

とりあえず、その日はボルタレンとお腹のガスを溜まりにくくする「ガスコン」という薬をもらって帰りました。

ちなみにガスコンは商品名で、「ジメチコン」という薬品が主成分だそうです。
ガスをコントロールするからなのか、ガス+ジメチコン=ガスコンなのかは分かりません(笑)。

ガス説もハズレ?

そして希望を持って毎日、指示されたとおりにそのガスコンを飲んでいたのですが・・・結果は残念ながらダメ。腹痛の発作は定期的に起こって、ボルタレンで抑える日々が続きました。

後で調べたところによると、大腸ではおならが発生するのでガスがあっても(大量でなければ)正常。でも小腸にガスが溜まるというのは腸の動きが悪くなっているなどの異常が考えられるということみたいです。

だから、もしかしたら小腸にガスが溜まっていたのは、慢性盲腸で腹痛がひどくなった影響で起こったことで、「痛みの原因そのもの」じゃなかったのでしょう。

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