過敏性腸症候群?

レントゲンやらCTやら、血液検査やら造影剤検査やら・・・とにかく色々調べても原因が分からなかった私の腹痛。

はじめて入院した時から言われていたのが、
「体自体に原因があるんじゃなくて、精神的な問題なんじゃない?」
という事でした。

精神的な疾患?

2種類の病気

そもそも、肉体的な病気には大きく分けて2種類があるそうです。

一つは盲腸みたいにどこかが腫れているとか、バイキンが繁殖しているとか、腫瘍があるとか、生れつきの奇形があるとか、体そのものに問題がある「器質的な病気」。

そしてもう一つが、体や内臓は正常だけど、その動きを管理している神経などが上手く働いていないせいで、内臓が変な動きをしたりする、というような「機能的な病気」。

そして、私の場合は内臓に異常が無いので、後者の病気ではないかということ。

過敏性腸症候群とは

で、真っ先に疑われたのが過敏性腸症候群という病気です。

この病気は自律神経などの異常や、精神的不安・強いストレスなどが引き金となって、下痢や便秘やガス溜まりなど、色々な症状が出る、というものです。

広い意味では、緊張するとすぐにお腹が痛くなるとか、ストレスが溜まると下痢をする、というような人も、軽度の過敏性腸症候群と言えるのかも知れません。

ただ、典型的な過敏性腸症候群の症状は「排便の異常」というものだそうなので、下痢も便秘もせず、トイレに行っても全く腹痛が治まらない私の症状とは食い違う部分もたくさんあります。

しかも、腹痛の発作が起こるのは特に緊張した時じゃなくて、遊んでいる時、仕事をしている時、寝ている時とバラバラ。

特別ストレスがたまっているという自覚もありませんでした。

それでもお医者さんが言うには、
「ストレスは本人が自覚していなくても、病気の原因になることがある。」
「ストレス性の病気は個人が大きく、人によってどんな症状が出てもおかしくない。」
ということだったので、そういうもんなのかなあ・・・と思いながら毎日腹痛発作に怯えていたわけです。

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