男性なのに生理痛?

色々な検査をしたにもかかわらず、どうにもこうにも原因がハッキリしない私の腹痛。
それでも、だいたい1ヵ月ごとに痛みは襲ってきます。

そんな状況を知っているまわりの人たちは、
「もしかしたら本当は女性なんじゃないの?痛みは生理痛だったりして。」
なんて冗談を言うようになったり(笑)。

痛みの原因は生理痛?

でも実はこの「生理痛」。
腹痛の原因が慢性盲腸と分かるまでは、真剣に可能性を疑っていたものの一つだったんです。

そんなわけないだろうって?
いや、まずは続きを読んでみてください。

男性の子宮内膜症

婦人科系の病気のひとつに「子宮内膜症」というものがあります。

これはどういう病気かというと、本当は子宮の中に出来る子宮内膜という組織がおかしな場所にできてしまって、それが生理と同じような仕組みで痛みの原因になるというもの。

普通に考えると、子宮を持っていない男には関係ない病気なのですが・・・
聞くところによると、男性でも、ものすごく低い確率でこの「子宮内膜症」になる人がいるんだそうです。

子宮を持っていなくても、ホルモンの関係で体のおかしな場所に子宮内膜ができてしまって、それが激痛の原因になる。
そんな症状に悩んでいる人が実際にいるという話です。

なんでも男性版子宮内膜症の人たちは、症例が少なすぎるために正しい診断を受けられず、何年もの間激痛に苦しんでいるということでした。

私はテレビでその話を知ったのですが、インターネットで検索してもほとんどそんな情報なんかでてきません。

内科のお医者さんに聞いても、
「うーん。そういうものがあるという可能性は完全に否定できないけどねぇ。内科の疾患でもないし、ウチじゃ分かり様がないねぇ。」
と言われてしまう始末。

さすがに婦人科には行けず・・・

だからと言って、私は30過ぎの男。

突然婦人科に行って、
「あのう、私はたぶん子宮内膜症じゃないかと思うんですが・・・。」
なんて言う勇気もありません(笑)。

そもそも本当にそうだったとして、女性と同じ検査で見つかるかどうかも怪しいもんです。
(それでも定期的に下腹部の激痛で倒れる様子を見て、私の家族はいわゆる”生理周期”に該当しないかを調査するために、その日付や間隔を記録してくれていましたが)

ずっと後で「ものすごく珍しい病気」どころか、慢性化しているだけの「ありふれた盲腸」だと分かるわけですが・・・^^;。

結果的には変な勇気を出して婦人科に行かなくて良かったと思います(笑)。

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