慢性盲腸と手術前の準備
急性盲腸(急性虫垂炎)で緊急手術をする場合と違って、私の様に慢性的な盲腸を治療するために計画を立てて手術をする場合は、事前に色々な準備をすることになります。
実際に入院をしたのは手術予定日の2日前。
それから手術直前までに行った事について書いてみようと思います。
絶食
病院で出される薄味の料理は私の好みに合っていておいしかったんですが、ごはんが食べられたのは入院した日の夜まででした。
つまり、手術の前日は丸一日絶食していたことになります。
ただし、手術当日の朝まで水やお茶は飲んでもOKだったので、お腹が空いたら水分で紛らわす・・・という感じでした。
点滴の準備
手術中~手術後の点滴のために、腕の静脈に点滴チューブを接続するための針を入れました。
個室への移動
手術の前日には準備のため個室に移されることになりました。
なんで個室に移動する必要があるのか?ということについては、ここから下を読んでいただければ何となく分かるのではないかと(笑)
下剤&浣腸
盲腸の手術というのはつまり、大腸の一部(虫垂)を切り取る事になるわけですから、腸の中をからっぽにしておいたほうが都合がいいわけです。
で、手術前日の朝から下剤を飲まされ、更に浣腸攻撃連発(笑)
お腹がぎゅるぎゅるの状態になって何度もトイレに行かなくてはならないので、これが手術前の準備の中では一番ツラかった・・・個室に移動していなければ、とても耐えられなかったでしょう。
毛剃り
前の項目に書いたとおり、へそ周り~下腹部にかけての毛を自分で剃りました。
私はあまり毛深くないので短時間で済みましたが、いわゆる”ギャランドゥ”が濃い人なんかは時間がかかって大変かもしれません。
へその掃除
腹腔鏡手術ではへその部分に穴を空けるので、へそにオリーブオイルを注入して綿棒で掃除をする処置を受けました。
ちなみにやってくれたのはベテランの看護婦さんです。
シャワー
手術の前日には体をキレイにしておかなくてはならないので、シャワーを浴びる必要がありました。
とはいっても、病院では希望すれば毎日シャワーを浴びられた(残念ながら湯船は無い)ので、特別なことをした訳ではありません。
上に書いた毛剃りをやったのもシャワーのついでです。
直前の超音波検査
手術当日の朝には、改めて造影剤のオプション付きの超音波検査を受けました。
腹腔鏡手術の場合、限られた視野で手術をするので、直前に盲腸(虫垂)の状態を把握しておくと手術がスムーズにできるんだそうです。
鎮静剤の注射
手術室に入る直前には、ストレッチャーに乗せられて肩の筋肉に注射を打ってもらいました。
説明では「体の緊張を取る薬」とのことだったのでたぶん鎮静剤だと思います。
ただ、数分後には手術室で麻酔をかけられてしまったので、薬の効果を感じることはありませんでした。
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