盲腸手術後の生活&メッセージ

この文章を書いているのは、盲腸の手術を受けてから大体8ヵ月後。
闘病記のしめくくりとして、私の手術後の体調について書いておきたいと思います。

退院後

慢性盲腸のその後

「地獄のような腹痛との闘い」に書いたように、ひどいときには1ヵ月おきに発作が起こっていた私の腹痛ですが、今のところお腹が痛み出す気配はありません。

過去には何ヶ月・何年という時間が経ってからまた発作が襲ってきたこともありましたが、その「痛まない期間」の間にも弱い腹痛は何度も起こっていました。

ただ病院に行ったり、痛み止めを使うほどにの発作がなかっただけです。

でも、今は違います。
以前のようにお腹に違和感があったり、発作の前兆になるような弱い「腹痛の波」がなくなったのです。

例えて言うなら、以前は発作が治まってもお腹の中に「痛みの種火」が残っていて、それが時々燃え上がるという感じ。
今は、種火そのものが完全に消えてなくなっているという感じです。

もちろん手術をしたという精神的な部分が影響している可能性はありますが、組織検査の結果として虫垂に炎症のあとがあったということからも、やっぱり私の病気は慢性盲腸だったと判断できると思います。

痛みに悩んでいる人へ

このページを読んで下さっている人の中にも、もしかしたら原因不明の腹痛とか、他の肉体的な苦痛に悩んでいる人がいるかもしれません。
もしもあなたがそうだったら、何度でも頑張って検査を受けるようにしてみてください。

人間の体は複雑ですから、病気の原因がわからないということはよくあります。

だから、原因不明とサジを投げられてしまってもあきらめないで下さい。病院を変えて、見てもらう先生を変えて、何度も何度もチャレンジ(?)してみてください。

私も通算すれば5つの病院で色々な検査を受けて、10人以上のお医者さんに診てもらって、20年がかりでやっと慢性盲腸であることが分かりました。一時は「検査なんて何をやってもムダだ!」とやけくそになっていましたが、それでも病院に行っていたからこそ治療につながったんだと思います。

最後に一言

最後に一言、病気で苦しむ私をずっとサポートしてくれた家族・心配してくれた友人・同僚にお礼を言わせてください。
本当にありがとう!

そして、よく「腹痛を起こしていた盲腸がうらめしい?」と聞かれるので、30年以上一緒に生きてきた自分自身の盲腸に対しても最後に一言書いておこうと思います。

炎症でつらい思いをしていたのに20年も気付いてあげられなくてゴメン。
手術で取り出すまで君が持ちこたえていてくれたおかげで、今の私があると思っています。
20年以上本当にお疲れ様でした!

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