発熱&体は管だらけ

盲腸(虫垂)摘出手術後の低体温+チアノーゼ+腹痛の状態から解放された私は、次の日まで眠っては目を覚まし、また眠っては目を覚まし・・・を繰り返していました。

発熱&体は管だらけ

寒さが無くなったあとは逆に38℃くらいの熱が出ていましたが、別に風邪をひいたりしているわけではないので、熱っぽさはあるものの、あまり辛くはなかったです。

なんでも人間の体には大きなケガや手術によって傷ができると発熱する性質があり、極端に熱が高くならない限り特に心配はないんだそうです。

時々体温や血圧を測ってもらいましたが、手術後の状態としては特に異常なし。
解熱剤を使う必要も無く、氷枕で頭を冷やして眠りました。

しかし、何といってもジャマだったのが、体のあちこちに取り付けられているチューブです。

体は管だらけ

まず、左腕には点滴。
右利きなので左腕に刺してもらったんですが、それでも寝返りをうったり体の向きを変えるたびに布団に巻き込まれたり、何かに引っ掛けないようにしなくちゃならない。

次に背中のアンビリカルケーブル、もとい硬膜外麻酔のチューブ。

硬膜外麻酔の装置(?)は細いチューブの先には哺乳ビンのようなプラスチックの容器がついていて、中に風船のようなものが入っていました。多分その風船の中の麻酔薬が、背中に少しずつ入っていく仕組みになっているんでしょう。

チューブ自体は細いので仰向けに寝てもジャマにはならないんですが、哺乳ビンの方はチューブの長さが届く範囲までしか移動できないので、寝ていてジャマにならない位置にいちいち動かす必要があるわけです。

最後に尿道に通された太いチューブ。

極太ストローくらいの太さがあって、膀胱からおしっこが直接、透明の容器に流れるようになっているというシロモノです。
チューブを入れたのは麻酔で眠っていた間なので痛みもなかったし、チューブのおかげでトイレに行く必要がないのは便利なのですが・・・やっぱり場所が場所だけに、引っ張られると痛いんです(涙)

そういうわけで、やっぱりこのチューブの位置にも気を使わなくちゃならない。

手術の翌日には一本、また一本とチューブから解放される事になったのですが、3本のチューブを体につないだ状態の生活は、たとえ一日でもストレスがたまるものでした。

お腹の傷の様子

穴をあけて腹腔鏡を入れたり、虫垂を取り出した部分の傷が痛むことはほとんどありませんでした。

さすがにベッドに寝る時や起きる時、腹筋に力を入れると突っ張るような軽い痛みがありましたが、じっとしていれば全くの無痛。

なお、お腹の傷にはバンドエイドの親玉みたいなものが貼りつけられていて、さらに腹帯というサラシみたいなものをグルグル巻きにしてあったので、傷口と対面するのはもうちょっと後の話です。

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